2018年11月21日水曜日

読書の秋

収穫の秋、食欲の秋、実りの秋、スポーツの秋、芸術の秋、読書の秋
となりましたが、皆様いかがおすごしでしょうか。
わたしは、どうも食欲のほうへ走りがちですが、読書の秋として
この時期、皆様にお勧めしたい一冊が

 アガサ・クリスティー著 ”鏡は横にひびわれて” ハヤカワ文庫

です。すでに読まれている方々も多いとも思いますが、
ミス・マープルシリーズの第8作で1962年に刊行された作品で、クリスティー71-72歳の時の作品だそうです。最初の方で、イギリスの片田舎にすむ老婦人の記述があり、多分作者自身の思いが書かれているようで、担当医との関わり等、現在日本の高齢者介護と対比すると興味深いのですが、そのあとで殺人事件が起こります。
動機について、1950年~60年代のイギリスでも、今日の日本と同じ様なことがあったのねとの想いと、もし、同じ様な動機で現代の日本で殺人事件があり、裁判員裁判になって裁判員に選ばれたら自分ならどうゆう判断をするのかと考えるとなかなかな悩むところです。
 アマゾン等でも購入できますし、電子板もありますが、レビューをみると読む楽しみがなくなるので、”アマゾン 鏡が横”で検索して、速攻で、購入して下さい。

文責:南部吉彦